平成25年2月7日、吉海町福田の福蔵寺で、お寺のご協力を得て、吉海の各地区自治会長が参加して、「お寺カフェ」を開催しました。
今回は、各地域において防災意識の高揚をテーマに開催いたしました。
福蔵寺住職による阪神大震災の被災体験の講演、災害弱者や要援護者把握についての説明、幸・八幡地区で実施した津波による高台避難訓練の事例紹介、竹を利用した竹飯づくり体験、地元婦人会のご協力による豚汁の炊き出し、防災士の資格を取られた自治会長さんによる簡易トイレの制作体験を行いました。
段ボールを利用した簡易トイレの制作体験
竹を飯ごうのように利用した「竹飯づくり」体験
竹飯のごはんと婦人会の「豚汁」炊き出しの試食
住職の被災体験では、災害時には食料の調達や避難先の情報入手や、避難所での生活が一番大変だったとの事です。
日頃の繋がりにより、被災を免れた方の自宅へご厚意により家族で避難させて頂いた事がすごく助かり、普段からの繋がりの大切さを改めて感じたとの事です。
また、通常の生活に戻りつつある時に、避難所に暮らしていた方々のお話を伺っていると、地震による心のケアが震災後も必要と感じたそうです。
東日本大震災で、地震の他に津波の被害により多くの尊い命が失われましたが、今後私たちの地域においても、東南海地震による大災害が懸念されています。
すべての災害において、被災された方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。